7月9日に霧島市国分総合福祉センターにて、「LIVING SCHOOL KIRISHIMA  DAY1」が開催されました。弊社代表 たかはしくうががメンターを務めています。今回はDAY1の様子をお届けいたします＊

LIVING SCHOOL KIRISHIMA とは？
「公共の空間が、もっと楽しく、もっと豊かになるにはどうしたらよいだろう？」という疑問を抱く大人たちによる公共空間を使い倒すための作戦会議。今年度からスタートしたこのプログラムは、まちなかの開けた空間を舞台に、新しいアクティビティやコミュニティが生まれると自分たちの暮らしや風景はどう変わるのか。私たちの暮らしと公共空間の可能性について考えてみる時間となっています。ゴールは偏愛。自分の好きなこと、ほしい風景を作ることを目指します！

　

　10月には社会実験として、霧島市民会館前広場で10日間のTRIAL PARK（=社会実験）の開催を予定しており、市民や企業、行政が一体となってワクワクしながら妄想を膨らまし、それぞれの偏愛やアイデアを持ち寄り、まちなかでやってみたいことを実現する、応援する場を作ります。

公共空間を活用するとまちの風景は変わるのか？

DAY1は、「公共空間を活用するとまちの風景は変わるのか？」というテーマで、ショートレクチャーが行われ、公共空間の具体的な使い方を教えていただいたうえで、アイデアを出し合い妄想してワクワクする時間を過ごしました。DAY1は午前午後合わせて18名が参加しました。

1つ目のショートレクチャーではLIVING SCHOOL KIRISHIMAでメンターを務める、NPO法人頴娃おこそ会の加藤潤さんに「民間主体の公共空間活用のかたちを考える」というテーマで、民間と行政の連携事業の事例についてお話しいただきました。

実際に加藤さんが行った南九州市頴娃町の番所鼻公園（愛称はband park）の事例を取り上げ、民間が行政と連携し公共空間を活用するためには、まず地域を動かし、少しずつ実績を上げて行政の信頼を得ることや、役場の複数部署の関係に配慮しながら働きかけ、社会実験などを行い、行政への還元を意識することが大切だということがわかりました。

絵文字を使ったスライドでわかりやすく、ところどころ笑いも起こる楽しいレクチャーでした(^▽^)

2つ目のショートレクチャーでは、同じくメンターを務める合同会社hataoriのたかはしくうがさんに「公共空間の具体的な使い方」についてお話しいただきました。

鹿児島市のシティプロモーション事業で行った天文館でディスコをするというイベントを例に、警察への道路許可申請や、近隣店舗や通り会への働きかけについてお話しいただき、企画作りで考えたいことについて知ることができました。また、メンバーの強みを生かした役割分担をすることや、企画にストーリーを付けて共感して協力してくれる人を集めることの大切さを学びました。企画作りで考えるべきことが図式化されていて、とてもわかりやすく、想像しやすかったです。

実際のイベント当日の写真は笑顔の人であふれ、写真越しにもその場のわくわくが伝わり、今回のTRIAL PARK（=社会実験）に対する期待も高まりました！

その後パネルディスカッションが行われ、公共空間活用の最初の一歩をどこまでイメージしていたのか、公共空間の使い方で気を付けていることや最初から押さえておくべきポイント、 LIVING SCHOOL KIRISHIMA の可能性や市民会館前広場を活用することの価値についてメンターのお二人とファシリテーターの須部さんがディスカッションを行いました。

行政の流儀を理解しつつ、一度できないと言われたことでもどうにかできる方法がないかを探ることやコミュニケーションを密に取ることの大切さ、許可申請の際のハンコ問題など、興味深いお話ばかりでした。

午後からは、実際に霧島市民会館前広場を見に行き、見えないものを見る努力をしながら、妄想タイムを楽しみました！メンバーで意見交換をしてみると、それぞれのアイデアに他の人のアイデアが重なり、わくわくするアイデアがたくさん出てきました。大人が本気で楽しいことを考える時間が流れていて、文化祭の準備をしている学生のような気分になりました。

次回は、8月6日(日)に、「公共空間を使ってまちをリビングにしたらなにが起きたか？」というテーマでウォーカブルシティの可能性を探っていきます。

一般公開セミナーでは、東京より株式会社まめくらし代表取締役の青木純さんがお越しくださいます！次回は一般公開セミナーとなっていますので、気になる方はぜひご参加ください！
詳細はこちらのリンクより！
https://m.facebook.com/events/827088381884773