MENU

CLOSE

【開催レポート】ゼロカーボンシティかごしま ユースアクションプログラム DAY1

hataoriインターン生のなおっちゃです🍵
8/26(土)に開催した、ゼロカーボンシティかごしま ユースアクションプログラ厶 DAY1の様子をご紹介します!

~ゼロカーボンシティかごしま ユースアクションプログラム‪とは~
世界や鹿児島市の気候変動について学び、企画を考えてアクションを起こす、全4回の実践型プログラム。
鹿児島市を中心とした中学生から25歳までの若者が、チームを作って企画づくりを行います。

始めに、主催である鹿児島市の有村さんからご挨拶をいただきました。
今回のプログラムは、自分の将来・キャリアにつながること、ともに考えていきましょう!と話があり、プログラムへの思いがぐっと引き締まる思い。

次に、ファシリテーターのたかはしくうがから、プログラムのゴール、そしてDAY1のゴールについて説明がありました!
DAY1では地球環境の危機について知り、アクションを起こす意識が生まれる、アイディアのタネになる記録が取れること。
そのことを意識しながら、1日のプログラムがスタート!

お互いのことを知るために、チェックイン!
初めましての参加者もいるなかで、自己紹介やプログラムに対する思いを聞き合うことで、参加者同士の距離がぐっと縮まりました!

続いて、講師の大岩根尚さんからこれまでの活動やSDGsの必要性などについてのお話。
南極で経験されたことや硫黄島で現在行っていること、持続可能な開発目標にはどのような影響があるのかについて教えていただきました!

~大岩根尚さん~
1982年宮崎生まれ。株式会社musuhi取締役。
九州大学、東京大学で地質学、海洋地質学を専攻し博士(環境学)の学位を取得。
その後、国立極地研究所へ就職し、第 53 次日本南極地域観測隊として南極内陸部の気候変動に関連する調査に参加。
帰国後、 2013 年 10 月から鹿児島県三島村役場のジオパーク専門職員として着任。
2015 年にジオパーク認定を取得後、2017 年 3 月に三島村役場を退職し、三島村の硫黄島に移住し起業。
自然ガイドや中高大学生の実習受け入れや教育・研究のサポートを続ける一方、
気候変動対策の書籍「DRAWDOWN」「Regeneration」の日本語訳協力、自治体の脱炭素戦略策定・実装支援など、企業、自治体、個人のサポートや啓蒙活動を行っている。

大岩根さんのお話の後は、DAY1の大きなコンテンツの1つでもある、SDGsゲームを実施!

~SDGsカードゲーム~
SDGsの17の目標を達成するために現在から2030年までの道のりを体験するゲーム。
自分が追求するゴールとして5種類の中から1つがが与えられ、そのゴールに向かって、与えられた「時間」や「お金」の資源を使って「プロジェクト」を進めていく。
「プロジェクト」を行うことにより、世界の状況メーター(経済・環境・社会の3種類)が変動していくため、世界の状況のバランスをとりながら、自分のゴールを達成していくことが求められる。

前後半にわけて行うのですが、前半ではそれぞれのゴールに向かってプロジェクトを行うことに注力している様子。
そのため、約半分が自分のゴールを達成したものの、世界の状況メーターのバランスが崩れている状態に…


後半では、前半の反省を生かして世界の状況を意識するようになり、全員のゴール達成を目指して、お互いに交換するなど協力し合う様子も見られました。
その結果、参加者全員がゴールを達成、世界の状況もバランスよく発展という素晴らしい結果に!
大岩根さんによると、この結果は過去何度とやっているなかでも、非常に良い結果だったそうです。

初めましての参加者もいましたが、SDGsゲームで大盛り上がりの午前中でした!

ここでお昼休憩。
お昼ご飯は、kaguya delicaさんのランチボックス!
季節感や素材にこだわったお弁当で、心も体も満たされました。

お昼ご飯を食べながら、お互いのことをもっと知るためにインタビュー!
幼少期はどんな子どもだったか? 生きていくうえで大切にしたいことは? このプログラムをどんな経験だったと思い出したいか? など…
個人の考えを深堀りする質問ばかりで、参加者同士の内面を知るきっかけにもなっていました!

お昼ご飯の後は、SDGsゲームの振り返り!
このゲームは現実と対応している側面もあるのですが、現実世界の自分だったらどのような振る舞いを行っているのか、プロジェクトの内容を見て行ったかなどを振り返って考えました。
ゲームのなかで変動していた世界の状況が、現実で起こっている問題として『気候変動』とつながっているのです。


世界の気候変動について、異常気象の現状や大岩根さんが見てきた南極の様子を写真・数値を用いて知り、早急に解決しないといけない問題として危機感を覚えました。
また、その気候変動・温暖化の問題について、私達一人一人が加担してしまっているということも!
スマホを使うことで、金属採掘現場の内戦に影響していたり、安いスナック菓子を買うことで、農園を作るための森林伐採や生物多様性の減少の問題につながっていたり…
私達の生活で使っているものと世界で起こっている問題が「見える化」することで、自分事として気候変動・世界の現状を受け止められるようになりました!

チェックアウトでは、解決したいトピックや感想について話し、参加者それぞれの視点で気づきや発見、自分との繋がりを意識し、ゴールであった、アクションを起こす意識やタネが見つかったようでした!

DAY2では、今回学んだ世界の気候変動・環境の問題が、鹿児島市ではどのようにつながっているのかについて考えていきます!